木曜日, 2月 19, 2004

バーチャルとリアルの関係

コーチングは、そもそもスポーツの選手育成のノウハウが、IT(情報技術)バブルで
わいた90年代、米国のビジネス界で社員養成の手法として広がり、90年代半ばに
日本にも導入されたもの。
個人的にはパソコン漬けで頭でっかちになってしまったビジネスマンやエンジニアを
対象としたスキルだ、と思っていた。

それが、子育てに役立てようという研究会が開かれ、教育者や主婦の間で開かれているという。
多くの人が職業に関わらず、コミュニケーション能力を高めたいと思っている。なんでだろう?

実際、アメリカのITバブル、日本のITバブルとコーチングが広まる時期はだいたい同時期。
ITのインフラが整って、バーチャルな世界を楽しめる環境になると今度はリアルの世界で
人と人の繋がりを整えようとするのか。
アメリカでは昔からタイプライターなどを使って文書も手紙も書いていた。
(手書きだと汚くて読めないし・・)それがパソコンに代わりあっという間にネットに繋がった。
日本はどうか?90年代半ばからパソコンとネットが普及し、今では会社で仕事といえば
パソコンが使えて当り前。調べ物はyahoo、家ではPCにDSL回線、3G携帯で歩きながらメールを送信。
・・・バーチャルに浸かりきった社会はまたリアルに戻る。このバランスが面白い。

コーチングの基本は相手の話を聞くこと。相手の目標達成のために対等な立場で効果的な
質問を投げかける。相手の存在を認めて、答えを見つけるのをひたすら待つ。
インターネットが無い頃はコドモを持つ親や教育者なら、わざわざ勉強しなくてもできていた基本的なことだったのでは?
ゲームで育って、今では何でもインターネットと携帯メールで解決してしまう
私の世代の人間にコーチングはとても魅力的なスキルに聞こえる。

これが部下や子供に対してだけでなく、誰に対しても出来るようになるのは至難の技でしょうか?
一方、ネット社会の基本は”自分の”目標を達成すること(調べる、計算する、情報を発信する等)。
両方ができる人間になりたいもんです。

参考記事